卸し問屋以外で、商品の仕入れ先を確保するには、あなたのお店のイメージにそった商品アイテムを扱うメーカー(製造・販売元)を見つけ、例えばファッション雑貨ならば「バックは○○社」、「アクセサリーは○○社」 というようにそれぞれの会社と取り引きを行う方法があります。
メーカーとの直接の取り引きをおこなう場合の条件(形態)については、大きく分けて以下にご紹介する3パターンが一般的です。 それぞれについて解説していますのでよかったら参考にしてみて下さい。
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この条件のメーカーは雑誌などによく掲載される商品を企画製造し自社ブランド以外にもライセンス商品を販売している場合がおおいです。 ほとんどの商品は年2~4回開催される展示会においてそのシーズンの発注をおこないます。
納品された仕入れ商品は、基本的に不良品以外の返品・交換は受けつけてもらえません。
また、期末の下げ(下代)もおこなわれないのがほとんどですから、売れ残った商品については、仕入れ代金以下の赤字価格で値引き販売しなければなりません。それでも売れ残った商品たちは当然お店の不良在庫となってしまいます。
そのため、展示会で売れ筋商品を的確な数量仕入れる能力がそのシーズンの売り上げを左右するともいえます。
この取り引き形態では、ある程度以上(メーカーにより異なります)の数量・金額の継続的な仕入れが必要であり、各商品の価格設定と掛け率は同等レベルの他のメーカー商品よりやや高めに設定されている傾向があります。(それだけ利益が少なくなります・・・)
1地域1店という店舗展開が基本であり、自社ブランドのイメージをとても大切にしていますから、新規の取り引きにおいては相手先の資本力やビジネス経験(実績)がとても重要視されます。
メーカーにとって、初めてオープンするお店に商品を卸す場合、そのお店が売り上げ不振で1年後にはあえなく閉店ということになれば、自社のブランド・イメージが傷つくからです。
資本力と売り上げ実績がなければ、認知度の高い国内ブランドのメーカー商品を扱うことは、よっぽどのコネでもない限りまず無理です!
たしかに、お客さんがよく知っている有名ブランドの商品がならんでいれば、あなたのお店のイメージアップ!にはなります。
しかし、わたしがおすすめ している小さな雑貨店(5坪前後)では無理してその手の商品を扱うと売り場スペースの関係上他の商品とのバランスがくずれしまい、あなたの思惑に反してマイナスイメージにもなりかねません。
あまり知られてない無名?の商品の中にも適正価格で良い品(無印良品のような)もたくさんありますから、お店全体のバランスを考えて、開業後に売れ筋や客層を考慮した上で時間をかけてゆっくり探しても決しておそくはありません。
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あなたがこれから先、雑貨店を経営していく上で卸し問屋以外でいちばんお世話になる可能性が高いのが、こちらの取り引き条件のメーカーといえます。 一般的な個人経営の雑貨店が取り引きをしているのはほとんどがこのタイプのメーカーといえます。
基本的には買い取りが条件ですが、売れ残ったり売れ難そうな商品については、そのつど柔軟に他の商品との交換(差しかえ)をしてもらえます。単純に 『 返品ができる 』 と考えてもらえばいいです。 ほとんどの小~中堅メーカーはこのパターンにあてはまります。
展示会を年数回おこなっている会社もあり、担当の営業担当者が定期的にそれぞれのお店を回ってその都度、売れ筋の補充や新商品の説明をし注文を取ってゆくパターンが一般的です。
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この取り引き条件は、お店にならべた商品はメーカーからの貸し出し(委託)扱いとなりますので、棚卸の時の在庫には計上されず、その月に売れた商品の代金だけを支払えばよいのでお店側にとってはもっともリスクがなく、資金的にも有利な条件です。
注意点としては、各メーカーによって掛け率の設定がやや高くなる(利益が少なくなる)傾向があり、全体的にはこの取り引き形態をとっているメーカーの数は少ないのが現状です。
もしもあなたがアジアン系の雑貨店開業を考えているのならば、㈱ベルアビエという会社をご紹介します。完全委託取引ですので、在庫負担額はありません。
基本的には3ヶ月サイクルで商品を入れ替えしてくれ、売れた分だけを支払う方式なので、リスクはありません。
もちろん返品、追加もできます。 アジアン雑貨だけではなく、服飾雑貨類も扱っていて委託方式による販売会社ではたぶん日本一だと思います。
お店全体ではなくとも、1坪からの什器によるコーナー展開にも対応してくれますので、興味のある人は、直接電話してくわしい内容を問い合わせして下さい。 ➡ ➡ 株式会社 ベルアビエ
このようにメーカーとの直接取引きの形態には、上記3パターンがあげられますが、あくまで一般的な目安であり、その他にも独自の取り引き条件を提示してくるメーカーもあります。
最初に合意した取引条件も、決して絶対的なものではなく、あなたの雑貨ショップの売上実績により、もっと好条件に変えてゆくことももちろん可能です。
例えば、取引開始時には商品の掛け率が上代の65%だったのが、その後の取引額により、60%に変更してもらえる(利益が5%アップ)
また、完全買い取りだった商品の一部に関して、返品を取ってくれるようになる。
このように、取引開始後の状況によっては、交渉次第であなたのお店にとって、より優位な条件に変更してもらえることもあります。
その場合、重要なポイントとなるのが仕入商品代金の支払です。
毎月の継続した取り引きが1年くらい続いたら、担当の営業マンにそれとなく条件面の改善を要求してみましょう。 交渉の仕方にもよりますが、商品代金の支払い状況に問題がなければ、なにがしかの見返りは期待できます。 銀行と同じで、メーカーも毎月の請求分を全額入金してくれる優良取引先は信用を勝ち得て、大切にしてくれます。
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